【行政書士が指南】建設業者が小規模事業者持続化補助金採択を勝ち取る「計画書5つの極意」

建設業者必見!小規模事業者持続化補助金採択を勝ち取るポイント

目次

1. 「集客と受注」への投資を補助金で実現する

想定読者: 個人事業主・従業員5名以下の小規模建設業者様

「仕事の波が激しい」「下請け仕事から脱却し、元請け・直請けの案件を増やしたい」――。

こうした集客や販路開拓の課題を解決するため、「ホームページ制作」や「高精度な営業ツール作成」に投資したいと思っても、高額な広告費は大きな負担です。

小規模事業者持続化補助金」は、まさにそんな課題を抱える小規模事業者の販路開拓を強力に後押しする制度です。しかし、「情報が難解で分かりづらい」「申請書作成が面倒」と感じ、活用を諦めている方が非常に多いのも事実です。

ご安心ください。本記事では、行政書士として数多くの採択をサポートしてきた経験に基づき、小規模建設業者がこの補助金を「集客・受注力アップ」という目的に向け、正しく、そして採択されやすく攻めるための具体的な方法を徹底解説します。


2. 小規模事業者持続化補助金とは?建設業での対象経費を解説

制度の基本概要

項目概要(一般型・通常枠)建設業でのメリット
補助対象小規模事業者(建設業は従業員20名以下個人事業主・一人親方も対象。
補助率補助対象経費の2/3投資効率が劇的に向上します。
上限額原則50万円(各種特例枠あり)小規模な販路開拓投資に最適。

建設業でこそ使いたい!具体的な対象経費例

この補助金は「販路開拓」と「生産性向上」の取り組みが対象です。建設業で特に有効活用できる経費は以下の通りです。

経費科目建設業での有効な活用例
広報費施工事例集の豪華な冊子制作
・「技術力」を訴求する会社案内パンフレットの制作
・特定の地域へのポスティング用チラシ作成・配布費用
・現場の技術力をアピールする看板の設置
ウェブサイト関連費直請け案件獲得のためのSEO特化Webサイト制作
・リフォームや新築の顧客向けシミュレーションシステム導入
ドローン空撮費用や、施工写真のプロ撮影費用
機械装置等費・現場の工程管理・見積り作成システムの導入(生産性向上)
・顧客との打ち合わせ用タブレットや高性能プロジェクターの購入
委託・外注費ショールーム・顧客応対スペースの改装工事(販路開拓に紐づくもの)
・集客に特化したWebコンサルティング費用

特に、インボイス対応のための専用の「特例」が設けられており、免税事業者からインボイス発行事業者に転換した場合は補助上限額が50万円上乗せ(計100万円)される可能性があります。これは大きなチャンスです。


3. 建設業での活用が有効な3つの理由:直請けへの道

なぜ今、建設業者が持続化補助金を使うべきなのでしょうか。その理由は、補助事業の活用が「下請け依存からの脱却」に直結するからです。

理由1:下請け依存から直請けへのシフトチェンジ

補助金でWebサイトや営業ツールを強化することで、ハウスメーカーやゼネコンの下請けに頼らず、エンドユーザー(一般顧客)から直接、リフォームや修繕、新築の案件を受注する「直請け体制」を構築できます。直請けは利益率の改善に直結します。

理由2:価格競争からの脱却とブランディング

チラシやWebサイトで自社の「強み」(例:耐震技術、地域特有の素材利用、特殊な資格)を明確に打ち出すことで、安値競争から脱却できます。「〇〇の技術ならあの工務店(あなた)だ」というブランディングが、補助金によって可能になります。

理由3:営業ツールの抜本的な強化

口頭や紙ベースの営業から脱却できます。

  • 高性能な施工事例サイトの導入
  • 顧客を惹きつける動画コンテンツの制作
  • ITツールによる迅速・正確な見積もり提示

これらはすべて補助金の対象です。営業ツールを強化することで、信頼性が向上し、受注率が高まります。


4. 【最重要】採択率を上げる計画書の「攻め方」

補助金は「申請すればもらえる」ものではなく、「審査に合格する必要がある」ものです。特に競争の激しい持続化補助金で採択を勝ち取るには、審査員を納得させる計画書が不可欠です。

極意1:「地域の課題」と「自社の強み」を結びつける

審査員は、あなたの事業が「地域経済の活性化」に貢献するかを見ています。

  • 地域の課題: 「空き家・老朽化した住宅の増加」「災害リスクへの意識の低さ」「高齢者の生活環境改善ニーズ」など。
  • 自社の強み: 「他社にはない特殊な技術」「地域素材の活用」「独自の保証制度」など。

具体例:地域の空き家対策(課題)として、最新の耐震補強技術(強み)に特化した専門サイトを制作し、直請け案件を増やし地域経済に貢献する。」

このように、公的な目的(課題解決)と自社の活動(補助事業)を紐づけるストーリーが極めて重要です。

極意2:審査員に響く「脱下請け」ストーリーの作り方

単に「Webサイトを作りたい」では通りません。

  • NG: 「Webサイトを作り、売上を上げる」
  • OK: 「現在、下請け依存で利益率が低い。Webサイト(補助事業)で直請けのお客様を月間○件獲得し、利益率を○%改善する。この結果、従業員の給与を○%引き上げる体制を構築する。」

持続的な成長雇用創出・賃上げに繋がる具体性が、審査では高く評価されます。

極意3:不採択になる「NG計画書」の典型例

不採択になる計画書には共通点があります。

  1. 形式的・抽象的: 「販路拡大のため」「売上増加のため」など、誰もが書ける抽象的な表現に終始している。
  2. コピペ感: 補助金ガイドブックや他社事例の言葉をそのまま利用し、自社の個性や独自の取り組みが感じられない。
  3. 目標が曖昧: 「Webサイトを作ったら問い合わせが増えるはず」など、具体的な数値目標や達成根拠がない。

行政書士に依頼する最大のメリットは、この「審査の視点」を取り入れ、あなたの事業に合わせたオリジナルで説得力のある計画書を作成できる点にあります。


5. 申請の流れとスムーズなスケジューリング

持続化補助金は「申請書の作成」だけでなく、商工会議所のサポートを得るための「事業支援計画書」の発行が必須です。

ステップ概要と行政書士の役割
ステップ1:経営計画の策定補助事業の核となる部分です。 行政書士がヒアリングを通じて「採択されやすいストーリー」を作成します。
ステップ2:商工会議所への提出・確認最も重要な関門です。 計画書を商工会議所に提出し、事業の確認を受けます。行政書士が提出資料を整備し、スムーズなやり取りをサポートします。
ステップ3:補助金事務局への申請商工会議所の確認を得た後、期日までに事務局へ提出します。
ステップ4:採択(交付決定)採択決定後、初めて経費の支出(Web制作、チラシ発注など)が可能になります。
ステップ5:補助事業の実施と報告事業完了後、領収書や契約書などの証拠資料を添えて「実績報告書」を提出します。この報告書作成も専門知識が必要です。

※注意点: 補助金は「後払い」です。経費を一旦、自社で立て替える必要があります。キャッシュフローの管理が重要です。


6. 採択を確実にする 行政書士の「伴走サポート」という価値

計画書を完璧に作り、入金まで確実にたどり着く」ことが、行政書士に依頼する最大のメリットです。

メリット1:計画書の完成度アップ(採択率に直結)

行政書士は「審査項目」を熟知しています。あなたの技術や強みを補助金仕様の言葉に変換し、審査員が「この事業は地域の課題解決に貢献する」と判断できる論理的な計画書を作成します。自力申請と比較し、採択率を劇的に高めることが可能です。

メリット2:事業計画策定から「補助金入金」までの伴走支援

補助金は、採択されて終わりではありません。煩雑な「実績報告書」の作成、領収書の適切な管理、商工会議所との連携など、入金まで乗り越えるべき壁が多くあります。

行政書士は、これらの全ての工程を代行・サポートし、あなたの本業(建設業)に専念できる環境を提供します。「採択されたが、報告書でつまずき入金が遅れた」という最悪のケースを防ぎます。

メリット3:他の補助金・融資との組み合わせ提案

建設業で活用できる補助金は、持続化補助金だけではありません。ものづくり補助金(高額な機械導入)、IT導入補助金(専門システム導入)など、あなたの事業フェーズに合わせた最適な補助金の組み合わせを提案できます。

メリット4:【法的根拠】計画書作成代行が可能なのは行政書士のみ

補助金の申請書や事業計画書の作成を依頼する際、重要な法的ポイントがあります。

行政書士法に基づき、官公署(補助金事務局も含む)へ提出する書類を、依頼を受けて報酬を得て作成できるのは、行政書士の独占業務です。

これは、あなたが本業に専念できるよう、事業計画書をあなたに代わって作成・提出代行できるのは、法律上、行政書士だけであることを意味します。無資格のコンサルタントに依頼することは違法行為になるリスクがあり、安心して補助金申請を任せられるのは、行政書士という国家資格者だけなのです。

計画書を完璧に作り、入金まで確実にたどり着く」ことが、行政書士に依頼する最大のメリットです。


7. よくある質問(FAQ)

Q1:不採択になったら再申請できますか?

A:可能ですが、単なる再提出では通りません。なぜ不採択になったかを分析し、事業計画を根本的に見直す必要があります。行政書士はその改善点を明確にし、次の公募に向けて計画を練り直します。

Q2:法人設立直後(創業)でも申請可能ですか?

A:はい、可能です。 特に創業から間もない事業者を優遇する「創業枠」が設けられている場合があります。ただし、創業間もない場合は事業計画の具体性や実現性がより厳しく見られるため、計画書の完成度が非常に重要になります。

Q3:広告費はいくらまで補助されますか?

A:上限額は補助金の総額(原則50万円)の範囲内です。ただし、ウェブサイト関連費(制作費、システム構築費)のみでの申請は原則としてできません。チラシ作成や展示会出展など、他の「販路開拓」の経費と組み合わせて申請する必要があります。また、ウェブサイト関連費は補助金総額の1/4(最大50万円)が上限となります。


8. まとめ

小規模事業者持続化補助金は、体力勝負の建設業において、集客や高付加価値化への投資リスクを下げる最高のツールです。

次回申請期限までにやるべきことはシンプルです。

  1. 自社の強みと地域の課題を結びつけた「事業コンセプト」を固める。
  2. そのコンセプトに基づき、補助金で実現したい具体的な販路開拓計画(チラシ、Webサイトなど)を決める。
  3. 専門家(行政書士)に相談し、採択に直結する計画書の作成と申請サポートを依頼する。

「集客への投資」は待ったなしです。


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